【健康食品・着色料】健康ドリンクを見た目から美味しく!色づくり・着色料の使い方と注意点

目次

はじめに

この記事を読むことで、健康食品の粉末ドリンクの販売・マーケティング会社が抱える「製造や処方開発の委託先に任せていて、商品の技術的なこと(原料、製法、コストなど)がわからない」という課題を解決し、「処方開発を自社でできるようになる」基礎的な知識が得られる、というメリットを得られます。

具体的には、健康食品業界で人材育成歴10年超の食品開発技術者が、現場での経験をもとに
色づくり、着色料をテーマに、種類、目的、使い方のポイントについて解説します。

担当者

自社で処方開発をしたい

味づくり塾

はい、可能ですよ

担当者

味のイメージに合った色づくりが難しいです

味づくり塾

はい、色づくりのコツを解説していきます!

背景

「自社で処方開発」が重要である理由

まず、健康食品・粉末ドリンクの開発において、なぜ処方開発に注目されているのか、その背景と重要性について理解を深めましょう。従来のOEM会社・企画会社等に委託して商品を開発するという方法では、3つの課題がありました。

課題点1:販売する会社は、商品の処方レシピがわからない
課題点2:製造先を選ぶことが困難
課題点3:時間、コストがかかる

 しかし、新しいアプローチである「販売者が自ら処方開発できるようになる」は、これらの課題を克服する可能性を秘めています。

「色づくり」が重要である理由

まず、健康食品・粉末ドリンクの開発において、なぜ「色づくり(着色料の使用)」に注目するのか。
結論として、見た目から美味しさを伝えることができるからです。
なぜなら色は、人間が目から入る視覚情報として、物質を判断する際に重要となる要素だからです。
その際、商品の味のイメージにあった色にすることが重要です。

着色料について

 粉末ドリンクの色づくりに利用される着色料について、説明します。

着色料の種類

健康食品の粉末ドリンクなどに使われる着色料は、大きく分けて天然着色料と合成着色料の2種類があります。
着色料の種類と特徴を表にまとめます。

名称天然着色料合成着色料
由来植物や動物など自然界の原料から抽出されます。石油などから化学的に合成されます。
特徴・「クチナシ色素」「トマト色素」など、原料名で表示されることが多く、消費者に安心感を与えます。
・合成着色料に比べてイメージが良く、安全性の印象が高いです。
・一方で、安定性が低かったり、価格が高くなる傾向があります。
・使用が認められていない食品もあるため、注意が必要です。
・色を安定的に保ちやすく、コストを抑えられます。
・国によって使用できる食品が厳しく定められており、使用が禁止されている食品もあります。

着色料を使用する主な目的

①品質の安定
食品は時間の経過とともに色が変化(褐変など)することがあります。着色料を使うことで、製品の色を安定させ、色の変化を防ぐことができます。

②美味しさの表現:
消費者の食欲を刺激し、見た目から美味しさを伝えることができます。

例えば、ブルーベリー味の飲料なら、ブルーベリー果汁だけでは色味が弱い場合でも、着色料で鮮やかな色を表現することで、風味や味のイメージを強めます。

味のイメージに合わせた色づくりのステップ

開発する粉末ドリンクの商品の色づくりのステップについて、アサイーを事例に説明していきます。
開発者自身の色のイメージではなく、一般に多くの方がイメージする色を選び、商品として表現することが重要です。

STEP
一般的な情報を探す

・インターネット検索「アサイー 色」など、
・アサイーとイメージする色について、一般的なイメージをつかむ

STEP
素材の色のイメージを決める

検索結果をもとに、実際の色を決める
ここでは、「紫」とする

STEP
色のつくりかたを決める

・必要な着色料を決める
その際、
・紫単体の着色料にする
・赤と青色の着色料を組み合わせる
(絵具で色を作る際の考え方と同じ、紫色=赤+青からできている)

STEP
実際の商品の状態で色を確認する

商品を購入するお客様が、実際の商品の状態(液体など)の状態での色を確認します。


色づくりの注意点として、粉末ドリンクの場合、水などの液体に溶かして飲みます。
実際の状態での色を確認することが重要です。
着色料は、商品全体での使用料はごくわずかであるため、粉末の状態では、色がわからない場合が多いです。
味のイメージにあわせて、粉末の状態で色を加える場合があります。
お客様のイメージにあった商品、体験として、一貫したものを提供することが大事です

着色料使用のコツと注意点

選び方のコツ

  • コスト、商品のイメージで総合的に使用する着色料を選択する
  • 天然着色料か合成着色料を選ぶ
  • 色づくりは、単体か複数の着色料を混ぜるか決める
  • 購入者が求める商品を具体的に想像する(食品表示の裏面記載時)

補足すると、アサイーなど健康面を訴求する場合は、天然系の色素を選択します。
合成系色素、赤色●号や、黄色●号と表示されている場合では、健康面を意識するお客さまが購入するか意識することが重要です。購入するお客様の志向にあった原料を使用する、場合によっては、使用しないという選択、判断が処方開発では必要です。

着色料使用時の注意点

着色料は各種条件によって変化・劣化します。そのため、商品の製造工程と、商品特性に応じて着色料を選択する必要性があります。代表的な事例として、3点挙げます。

pH(酸度):
食品の味が酸っぱい(pHが酸性)場合、着色料の色が変化することがあります。

熱や光、温度:
製造工程での熱や、保存中の光、温度変化によっても着色料の色が変わってしまうことがあります。

ミネラル類(マグネシウム、鉄など):
ミネラル類(マグネシウム、鉄など)の影響によっても色に変化が起こります。

まとめ

着色料は、製品の品質維持や魅力を高めるための重要です。消費者に安心感を与えるためにも、特性を理解した上で適切に使用することが大切です。

最後に


最後までご覧いただき、ありがとうございました。
本記事では、粉末ドリンクの処方開発における着色料の使い方について、説明しました。
粉末ドリンクの商品の多くは、複数の原材料を混ぜ合わせて、できあがります。
複数の原材料を混ぜ合わせる際、どう全体をまとめあげるのか、むずかしいところでもあり、技術者としての腕の見せ所でもあります。
味づくり塾の私は、粉末ドリンクを中心に商品開発実績、人材育成・指導実績がある食品技術者です。
特に粉末ドリンクの味づくりについて、味づくり塾は、販売者様、開発ご担当者さまから、高評価をいただいております。
お客さまのイメージする商品の味づくりのお手伝いをしています。
商品開発で、お悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
ありがとうございます!

担当者

食品開発のモヤモヤを誰に相談したらいいか、わからない…

味づくり塾

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まずは、モヤモヤを見える化、言語化しましょう!


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この記事を書いた人

粉末飲料を中心とした健康食品100品以上の商品開発実績がある食品技術者。
人材育成歴10年超。健康食品のおいしい味づくりをサポート中。

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