添加物展ifia JAPAN2025:新技術の衝撃3選

目次

はじめに

皆様いかがお過ごしでしょうか?
味づくり塾は、
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
日々活動しております。
今回は2025年5月に東京ビックサイトにて行われた「ifiaJAPAN2025」に参加しました。
原料・素材のトレンド最新の情報を体感して個人的に衝撃を受けた3選をお届けします。

添加物展ifia JAPAN2025の開催当日の看板写真

ifiaJAPANとは?

ifia JAPANは、国際食品素材/添加物展・会議。毎年5月頃に、東京ビックサイトで行われています。
なんと、1996年ころから行われているようです。
健康・機能性食品素材展・会議であるHFE JAPANと同時開催される、食品開発における非常に興味深い展示会です。最新のトレンドや技術が集まる場で、主催は(株)食品化学新聞社様。
筆者は、業界に居ながらもifiaJAPANへの参加は初めましてでした。
多くの出展者様が展示されており、勉強させていただき、さらなる商品開発の手として形にできそうです。
ありがとうございました。

添加物展ifia JAPAN2025の会場の上から見た様子
ifiaJAPANの様子

衝撃①おいしさ:味を見える化できる味覚センサ

以前当ブログでもご紹介したことがあり筆者も大変注目している分野です。
おいしいって目に見える?おいしさを見える化・言語化して売り上げにつなげる方法の極意

味って人の舌以外でも実は機械でも味の測定ができるんです・・。

その名も・・TS-6000A/株式会社インテリジェントセンサーテクノロジー社

この、味覚センサーでは様々な味の測定等が分析が可能。

例えば・・・

先味:口に入ったときに感じる味わい
酸味、塩味・・・

後味:飲み込んだ後にも続く味わい
苦味、渋み・・・

うむ、研究者としてはありがたい頼れる存在という印象を受けました。

個人的には機械のキャッチコピーも心に刺さりました。
「味を見る・味を創る・味を伝える」
そうそう、こんなの欲しかったんです。

原理を知る

人間は舌であらゆる「味」を感じとっています。
よく、味蕾で感じているよ~なんて聞いたことがあるかもしれません。
詳しく深堀してみます。

そもそも味ってどのように感じているのか?

味物質の受容
食べ物に含まれる味の成分(味物質)は唾液に溶け、味蕾(舌の上のぼこぼこ)の中にある
味覚受容細胞の表面にある「味覚受容体」に結合します。

電気信号への変換
味覚受容体が味物質を受け取ると、味覚受容細胞内で化学反応が起こり、その情報が電気信号に変換されます。

脳への伝達
変換された電気信号は、味覚神経を通して脳へと送られます。

味の認識
脳でその電気信号が「甘い」「苦い」「しょっぱい」などの味として認識されます。

下記図で表現しましたが
ざっくり考えると食べたときに舌で感じて、それが信号として脳に伝わって感覚となってるんですね!

添加物展ifia JAPAN2025で衝撃を受けた味覚で味を感じる仕組みを表した様子

味覚センサの魅力にせまる

人間の味の感じ方がわかったところで、

上の②に出てきた「味覚受容細胞
この味覚受容細胞を覆う生体膜(※1)として、「脂質二分子膜」という膜が存在します。
この膜は、味覚を感知する際に、様々な味物質との相互作用により、膜電位(※2)を変化させます。
この膜電位の変化が、味覚として認識される情報の基礎となります。

この状態を機械で表現、模倣したのが味覚センサーということ!!!
「脂質二分子膜」を人工的に作り出した「人工脂質膜」で
様々な味覚物質を化学反応、吸着によって人間と同様に「味」を感じることができるようにした
なんという革命的な機械ということですね!!!!!!


用語解説☞
(※1)生体膜:細胞や細胞の中にある小さな部屋(細胞小器官)を、周りのものから隔てる薄い膜のこと。
イメージとしては、家を囲む壁や部屋の仕切りのようなものです。
(※2)膜電位:細胞が「生きて、働き、情報をやり取りする」ための「電気的、バッテリー」のようなもの。

衝撃②カカオ代替原料のアレコレ

各種ニュースなどでも取り上げられていますが「カカオショック」現象によって
カカオ豆を原料とする食品で価格高騰が起こっています。
その状況をなんとかできないか、悩まれている事業者様も一定数いらっしゃるかと思います。
「カカオ代替素材」に注目して探索しましたが大きく分けると下記のカテゴリに分かれて素材の提案がなされていました。

添加物展ifia JAPAN2025で衝撃を受けたカカオ素材を代替している他の素材を説明している様子

植物性素材による代替

カカオ豆の色や香りに近しい植物性素材由来の原料です。
キャロブパウダー、ゴボウパウダーがありました!
ゴボウについてはかなり斬新な発想で勉強になります。

糖類素材の加工による代替

お砂糖を加熱すると、経過時間、熱の強さによって茶色になります。
例えば、プリンの下にあるカラメルもお砂糖に火をかけて焦がしたものです。
あのイメージで糖類系の素材に熱をかけ加工してコク味を付与してカカオっぽくする、技術もありました。

添加物を利用した代替

香料などを中心とした各種添加物を応用して、カカオっぽさを表現する方法です。
おいしさの化学・科学の領域です。これは表現力のあり方を魅せられました。

衝撃③食の本屋さんと出会う

展示会にきてまさかの本屋さんがありまして。
私に刺さる本ばかりでした。。本をまとめ買いしてしまいました。ありがたや。

料理のレシピ本、食品開発や、安全性、衛生管理情報からマーケティングまで。
私の守備範囲に刺さる本ばかりで、とっても嬉しいブースでした(超個人的感想です)
展示会にきてこんなにお腹いっぱい、むしろおかわりしすぎなぐらい?
楽しめると思いませんでした。主催者様ありがとうございます。

添加物展ifia JAPAN2025で出店されていた食の本屋さんを想像させる図

まとめ

こんな方におススメ!!

新しい機械や技術に興味にある方

新素材・技術に興味のあるかた

現場からのレポートでした!

女性技術者ならではの細やかな味付けのご支援ができます

いかがだったでしょうか?

第三者的に貴社へのアドバイスも可能ですし、実際にOEM支援としてサポートすることも可能です。

10年以上の積み重ねたノウハウで風味づくりを得意とし、理想の味を表現することができます。

商品開発で成功するには?

商品開発で成功するには、専門家の知識や経験を取り入れると、自社だけで行うよりもスピードアップをして、業務を成功へ導くことができます。
また、自社の商品のこと、知っているようで知らなかったことありませんか?
専門家が第三者的にお伝えすることができるため、新しい知見へとつながります。

商品開発を成功させていく秘訣

商品開発の専門家として、私のできること

  • 既存の工場だけでなく第三者的な視点で商品開発を支援
  • 商品開発の会社内での仕組化
  • 商品開発、手を動かせる人材の育成
  • 他社からのOEMの依頼を受けることができるように
  • 自社に商品開発ノウハウが蓄積されて、これまで見えなかったところが見えるように

最後に


ご覧いただき、ありがとうございました。

これまでにサプリメント100品以上の商品開発した実績がある食品技術者。
企業様の粉末を中心とした商品の味づくり
お手伝いをしています。
健康食品の解説など、味づくり(商品開発)に役立つ情報も連載しております。

仕事、得意なことは、こちらをご覧ください

商品開発で小さなお悩みから、まずはお聞かせください。

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この記事を書いた人

粉末飲料を中心とした健康食品100品以上の商品開発実績がある食品技術者。
人材育成歴10年超。健康食品のおいしい味づくりをサポート中。

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