【2025年後半・健康食品】業界歴10年超の食品開発技術者がふりかえる健康食品のこれまでとこれから〜健康食品と一般食品の接近〜

目次

はじめに

この記事を読むことで、
・健康食品業界のこれまでの時代変化をざっくり知ることができる
・企画・開発担当者にとって、これからの商品開発のヒントを得ることができる
というメリットがあります。

具体的には、健康食品業界歴10年超の食品開発技術者が現場での経験をもとに
・直近10年の健康食品の動き(健康食品開発のこれまでをふりかえって)
・かつての健康食品市場:なぜ「苦い」健康商品が多かったのか
・健康食品の最新動向(2025年前半)のおもしろトピック3選
・これからの健康食品開発・販売のヒント

を説明します。

担当者

自社の商品づくりが、うまく進まない..

味づくり塾

商品づくりは、むずかしいですよね。私もはじめたばかりは右も左もわからず・・・
世の中のトレンド、この10年でいろんな商品の開発を経験してきました。

担当者

10年ですか?!

味づくり塾

はい。
この業界で経験したきたことをベースに、これからの商品開発を一緒に考えていきましょう!

健康食品開発・これまでの歩みをふりかえって

健康食品と一般食品のこれまでを下記、表にまとめます。
大きくは、「機能性を強化した一般食品と、おいしい健康食品が接近している」と考えます。

表について、細く説明します。
これまでの健康食品として、
・2010年ごろまでは、薬局、インターネット通販、カタログ通販会社などが主流でした。
・主な商品の形態(剤型)は、粉末ドリンク(青汁等の)や粒状(タブレットタイプ・ソフトカプセル等)が一般的でした。

・2010年以降には、健康食品に「おいしさ」が徐々に広まりつつあります。
・たとえば、主食(パスタ・パンなど)の登場や、「おいしい」プロテイン飲料などが登場。
・一般食品(菓子やパン)のように手軽に摂ることができるおいしい健康食品が増えつつある
・機能性を付与した一般食品(ジューズや菓子など)が増えつつある(おいしいは当たり前、機能で付加価値を)

表.健康食品と一般食品の比較
商品の種類健康食品一般食品
商品の形態(剤型)青汁、タブレット、粉末、ソフトカプセル、ゼリー等カテゴリに応じて
(生鮮、飲料、菓子など)
これまで健康食品=まずいもの一般食品=手軽さ、おいしさ
最近の動向一般食品並においしい健康食品
パン、グミ、ドリンクタイプetc・・・
一般食品の機能性化
トマトで機能性、ジュースで機能性、菓子で機能性etc・・・
これから健康食品(機能性)+おいしさ一般食品(おいしさ)+機能性
変化まずい→おいしい機能性いらない→機能性必要

かつての健康食品市場:なぜ「苦い」健康商品が多かったのか

・一般的に、約10年前は「健康食品=不味いもの」が、消費者の認識だった
・実際に、商品として「良薬口に苦し」、「まずい、もう一杯」が多かった印象
・高価格帯の商品が多いこともあり、健康食品は、比較的にやや高めの年齢層(中〜高)、というイメージが強かった
・顧客のニーズとして、「効いている感じ=苦みなどのある味等」が重要視されていた(言い換えれば、「おいしさ」は求められていなかった)
・実際に、健康食品の素材として扱われている植物等の素材は強いクセ(苦味など)のあるものが多かった
・クセのある素材をおいしくする技術等が未発達であった

健康食品の最新動向(2025年前半)のおもしろトピック3選

直近の健康食品業界で、味づくり塾の技術者の独自の視点で、おもしろい・興味深いと感じたトピックを3つ紹介します。

パン

主食(パンやご飯)で、栄養素も補給する。
パンでは、BASE FOOD社「BASE BREAD」が代表格。
「BASE BREAD」を例に補足すると、
・1食で、1日に必要な栄養素の1/3をバランス良く摂取できます(たんぱく質、食物繊維、26種類のビタミン・ミネラル、必須脂肪酸など、、、)
・チョコレート味、メープル味等フレーバーと形も複数あり
(私も初めて食べてみて、味はもちろん、パンでこれだけの栄養素が補給できるなんて。と驚きました。)

グミ

グミ(サプリ)で、お菓子感覚に、栄養素を補給。

代表的な企業として、UHA味覚糖さん。
・キャンディーや菓子類を発売されている(2015年から、栄養素が摂れるグミを発売)
・今ではグミサプリの王道といえば、、UHAさんの印象です。
・種類の豊富さと、栄養素の展開が興味深い。

お菓子のカテゴリでは、子供たちにも近年、グミ人気が上昇している印象。
栄養を摂りながらお菓子感覚で食べる事の出来るグミは、偏った食事でこどもの栄養素が心配になりがちな親にとってありがたい貴重な存在だと考えます(まずはごはんをもりもり食べて、お菓子で不足する栄養素を補うという)

スナック菓子

スナック菓子、たべたい。でも、栄養があまりないからな。。。
罪悪感がある、でも食べたい!スナック菓子に栄養が付与されたら、それはそれは夢のよう。

おやつカンパニー「PROTEIN SNACK」。
・粒状大豆たんぱくを主原料として、タンパク質の摂れるスナック菓子を展開。
・バーベキュー味で手軽にタンパク質。
・お酒に合うお菓子としても。

これからの健康食品開発・販売のヒント

これからの、健康食品開発のヒントとして、下記の2点を挙げます。
味づくり塾では、これから健康食品市場のこれからは、大きく「美味しさ」と「時間」が鍵を握ると考えます。

  1. 「おいしさ」と「手軽さ」を両立させる商品設計
    ・パンや、グミ、スナック菓子といった手軽かつ自分に合ったタイミングで食べられる商品に
    栄養素という付加価値をつけることで、令和の時代の新しい健康食品のカタチとなっています。
    ・これまでの考えから離れて、「健康食品」X「おかし」など、新しいアイデア・組み合わせを考えることからはじめる手も。
    ・手軽にはじめやすいカタチの食品は何か、身近なところから考えるのも商品アイデアにつながります。
  2. 顧客の「ライフスタイル」に寄り添った提案
    ・最近では、人々の生活の中に「タイパ」=タイムパフォーマンスという言葉が広まり、商品や行動に対して
    費やした時間に対する効果や成果、満足度をいかに上げられるか、という点が重視されることも。
    ・従来のような飲むのに少し苦戦する健康食品は、タイパがよい商品かどうか。そのような視点からもタイパよく栄養を摂取する方法から逆算して新しいカタチを商品開発することも必要かもしれません。
    ・一方で、健康はすぐに買えるものではありません。日常ケアとして、継続してつづけていくことが大事だと考えます。
    ・日常の続けやすさ、長く継続して続けることができること、そこには「美味しさ」がヒントになると考えます。

まとめ

味づくり塾は、新しい時代の流れに対応して、迅速な商品づくりのサポートが可能です。
あらためて、自社らしさってなんだろう、そんな考えにつながることもあります。

味づくり塾では、御社らしさを大切に、健康食品づくりのサポートを行っています。
特に、味づくりで、会社のイメージにあった商品づくりを得意とします。
半歩先の「おいしい」商品開発を一緒に進めてみませんか。
まずは、お気軽にご相談ください。

食品開発のモヤモヤを誰に相談したらいいか、わからない…

そのモヤモヤ、味づくり塾にご相談ください!
まずは、モヤモヤを見える化、言語化しましょう!

最後に


ご覧いただき、ありがとうございました。

これまでに飲料を中心とした健康食品100品以上の商品開発した実績がある食品技術者。
企業様のイメージする商品の味づくり
お手伝いをしています。
健康食品の解説など、味づくり(商品開発)に役立つ情報も連載しております。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

粉末飲料を中心とした健康食品100品以上の商品開発実績がある食品技術者。
人材育成歴10年超。健康食品のおいしい味づくりをサポート中。

目次