【食品表示】裏面表示・「原材料名」の理解と作成ステップ

この記事を読むことで、食品開発における「新商品づくり」の技術的な導入部分を理解することができます。
具体的には、食品の裏面表示に記載する原材料名について理解を深めることができます。
新商品を開発していく際、「どう商品を作りあげて、進めていいかわからない」
という悩み・課題は、多くのビジネスパーソンが直面する問題です。
しかし、正しい知識と手順を踏めば、
円滑に商品開発を実現できます。
本記事では、初めて食品づくりを進める企業様にも、わかりやすくご紹介します。
本記事では、大きく
- 食品の裏側?
- 原材料名とは
- 何がわかるのか
について、解説いたします。
中級食品表示診断士が語る食品の裏側(裏面表示)
食品の裏側
「食品の裏側」
食品には、大きく3つがあります。今回は、わかりやすく加工食品を例に説明していきます。
加工食品は、食品であり、工業製品でもあります。
加工食品には、さまざまな食品に関する技術・ノウハウが詰まっています。
裏面表示には、法律で定められている部分も多くあります。
一方で、生活者・消費者視点では、なるべくシンプルなものを、原材料にこだわる動きもあります。
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原材料名とは
具体的な商品で説明していきます。
この商品は、●●です。
裏面には、様々な情報が記載されています。
赤線をつけた部分が原材料名の記載されている欄です。

原材料名には、
「砂糖、カカオマス、全粉乳、ココアバター、乳脂肪/乳化剤(大豆由来)、香料」
とあります。
これを概説していきます。
食品表示は、さまざまな法律に従い、決められたルールに従って記載することが必要です。
基本的なルールを下記に記載します。
- 食品の原料が、重量が多い順に。この商品だと砂糖から、乳脂肪までが食品です。
- 順番は、食品の多い順。次に食品添加物の多い順に並べます。
- 食品の原料の中で、重量が最も多いものは、その原産地を記載。
(但しこの商品の場合は輸入品であるため、書かれていません。本来は1位の原材料である「砂糖」の後ろに()かっこがきで原産地表示が必要なのですが、輸入品ですので商品自体の原産国名がオランダということはわかります。) - 食品と食品添加物の間には「/スラッシュ」や「改行」、「段を分ける」等で違いが分かるようにします。
この商品の場合は、「/」以降が食品添加物となりますので「乳化剤、香料」が食品添加物として使用されていることがわかります。
「誰が」食品表示を作成するのか
「だれ」が食品表示を作成するのか
・各食品メーカーの品質保証部・商品開発部
・食品表示作成屋さん(食品表示作成を専門とする業者さん)
・個人のお店(社長やシェフ)
個人の感想として、
・色々な人がじぶんで作っている
・複数人で作っていることが多い
厳密に取り組むと法律に照らし、食品表示を作る業務になります。
実務的に、法律に準拠しているかどうかなど、複雑になり苦手だという人も多い印象です。
「どうやって」食品表示をつくるのか
素材の調達方法によって、食品表示の作成方法も異なります。
素材自身が既に加工されたものか、どうかによっても異なります。
例えば、
・野菜の大根100%を使うのか、
・加工されて使いやすくなった大根パウダーを使うのか
によっても違います。
「どのように」作るのか
・「食品表示法」という法律に準拠して作成します。
補足すると、食品表示法は一元化されました。(2013年6月公布、2015年4月施行)
以前は、
・食品衛生法
・JAS法
・健康増進法
の3法があり、それぞれの法律に合致する情報を消費者に提供するよう求めていました。
「何が」わかるのか、食品表示から
食品表示からわかること
- 原材料として、何が使用されているか
- どんなアレルゲンが含まれているか(工場で作られているものを含む)
- 一番多い原料は、どこで使られているか
最後に
これまでに健康食品100品以上の商品開発した実績がある食品技術者。
企業様のイメージする商品の味づくりのお手伝いをしています。
健康食品の解説など、味づくり(商品開発)に役立つ情報も連載しております。
商品開発で小さなお悩みから、まずはお聞かせください。





