知って得する!健康食品舞台裏:「剤型」のサイエンス


目次

はじめに

皆様いかがお過ごしでしょうか?
味づくり塾は、
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
日々活動しております。
今回はそもそも健康食品とはどのような特徴を持つのか、
個人的に10年以上在籍している中でリアルに感じている業界の裏側をお届けします。

技術者として10年間見た「健康」と「食」の融合点

筆者は、健康食品業界にかれこれ10年以上在籍しています。
日々、アップデートされる健康食品業界の「進化」には日々驚かされるばかりです。
健康と食を足し算、いや掛け算して生み出される健康食品について様々な角度から視点を当ててみます。
今回は「剤型」編です。

前回の記事はコチラ

健康食品に使われる剤型の種類と分類

剤型とはなにか

健康食品で用いられる「剤型」。
「剤型」とは、どんな形状の食品なのか?ということを指して使われます。
例えば、ドリンクタイプ⁼液体、
お薬のような粒タイプ⁼タブレット・打錠
と呼ばれるものまで、種類があります。
具体的にどのような種類があるのか、解説していきます。

粉末タイプ

粉こな状態で提供される商品です。
代表的な粉末の商品一覧は下記のとおりです
大きく分けると、水などに溶かして飲むものと、粉のまま食べるタイプが存在します。

  • 青汁
  • プロテイン
  • 粉末スムージー
  • 熱中症対策飲料系
  • EAAなどのアミノ酸配合飲料系
  • ビタミンC顆粒など(粉のまま食べる)

粉末商品のメリットは、なんといっても【味付けの自由度の高さ】があげられます。
例えば、ここ数年盛り上がっている「プロテイン飲料商品」の市場を見て頂くと
その味付けの種類の豊富さがわかるかと思います。

また、栄養成分に視点を置いた場合、他の剤型に比べると1食に食べる量において多くの栄養素を効率的に食べる事ができるメリットもあります。
市場品に出回っているプロテイン商品などは1食に食べる量で20gのタンパク質を補給できたりと、
いわゆるタイムパフォーマンスが高い商品といえるでしょう。

ハードカプセルタイプ

ハードカプセルは、楕円形をしており、水やぬるま湯と一緒にそのまま食べる商品です。
カプセルの外側は、ゼラチンや植物素材でできています。
カプセルの内側は粉で、主要な原材料が配合されています。

ハードカプセル商品のメリットはカプセルで包まれているため、
味付けがしづらいもの、苦味があるものを加工が可能で、味を感じずにそのまま食べる事ができます。味付けがないため、クセも感じません。
但し、喉で飲み込む力が必要になります。嚥下力に問題がない方は難なく続けることができます。
連食性に影響がなく続けやすいというのもメリットです。

ソフトカプセルタイプ

ハードだけでなく、ソフトカプセルという名の剤型も存在します。
主に、オイル(油)系の素材を加工する際に活用されてきました。
外側の膜はゼラチン素材で、オイル系の素材と共に粉末の機能性原料などを混ぜて加工されます。
オイル系素材とは例えば、DHA(ドコサヘキサエン酸)と呼ばれる魚の成分を取り出したものなどが該当します。
ハードカプセルと同様に、メリットはカプセル膜で包まれています。
味付けがしづらいもの、苦味があるものを加工が可能で、味を感じずにそのまま食べる事ができます。
味付けがないため、クセも感じません。
ハードカプセルに比べると粒の大きさは小さく、飲みやすい印象です。
しかしながら、喉で飲み込む力が必要になります。嚥下力に問題がない方は難なく続けることができます。
連食性に影響がなく続けやすいというのもメリットです。
ハードカプセルに比べると粒の大きさがコンパクトであることが多いです。
また、形がラグビーボールのような丸型、なみだ型、などがあります。


タブレット・打錠タイプ

ミンティア、フリスクなどのお菓子や、頭痛薬などのお薬をイメージしてください。
あの形が、タブレット・打錠という剤型になります。

主に、粉末素材を加工する際に活用されてきました。
粉末の状態から、打錠機と呼ばれる機械で圧力をかけて粒を形成していきます。
臼と杵といえば・・・・お餅つきですが、打錠機にも臼と杵があります。
味付けがしづらいもの、苦味があるものを加工が可能で、味を感じずにそのまま食べる事ができますが、
ハードカプセルやソフトカプセルに比べると口に入れたときに舌の上でやや素材の味を感じやすいです。
また、フリスクなどのお菓子のように噛んで食べる、設計にすることもできます。
こちらも味付けしない場合はハードカプセルやソフトカプセルと同様に
喉で飲み込む力が必要になります。嚥下力に問題がない方は難なく続けることができます。
嚙んで食べる設計の場合は、味付けを検討する必要があります。
タブレットの場合も形が、丸型、楕円型、ハート型などがあります。


液体タイプいわゆるドリンク

ドリンクタイプは、ビンや紙パックなどの容器に入っており液体状で、そのまま飲むことができます。
自動販売機で売られているような商品がこのドリンクタイプの剤型です。
果物の果汁などと一緒に加工が可能で、味付けを行いたいような商品に向いています。
液体原料と粉末原料を混ぜて調合を行うことが可能です。
ざらつきが出るような素材や、沈殿が起こるような素材は加工の難易度が上がります。
メリットは、液体であるため、飲むときの嚥下力はさほど粒ほど要しないことです。
飲みたいときにすぐ飲める、という点もメリットといえるでしょう。
某栄養ドリンクのようにファイト一発!今・この時にパワーをチャージしたいようなコンセプトの商品に向いています。

ゼリータイプ

ゼリータイプは、ゼリーの中に健康素材が含まれており、開けるとそのまま食べることができます。
果物の果汁などと一緒に加工が可能で、味付けを行いたいような商品に向いています。
液体原料と粉末原料を混ぜて調合を行うことが可能です。
メリットは、ゼリー状であるため、お菓子のように楽しみながら食べる事が可能です。
また、食べたいときにすぐ食べられる、という点もメリットといえるでしょう。
液体と異なり、食感があるため食べている感覚があり食感を楽しめる点も魅力的です。

グミタイプ

最近、お菓子業界でも人気ですが健康食品でも、参入が多いのがこちら。
グミタイプのサプリです。
液体類と同様に果物の果汁などと一緒に加工が可能で、味付けを行いたいような商品に向いています。
液体原料と粉末原料を混ぜて調合を行うことが可能です。
メリットは、お菓子のように楽しみながら食べる事が可能です。
また、食べたいときにすぐ食べられる、という点もメリットといえるでしょう。
液体と異なり、食感があるため食べている感覚があり食感を楽しめる点も魅力的です。
UHA味覚糖さんを筆頭にグミタイプのサプリの今後に、期待です。

一般食品などが進化した剤型?

健康食品と呼んでいいのかわかりませんが、進化系の食品もあります。
パンや麺類でも栄養補給できることを訴求している商品があり、大変興味深いです。

パン+栄養素材=栄養補給
焼きそば+栄養素材=栄養補給

まとめ

健康食品の「剤型」には粉末、カプセル、ドリンク、ゼリー、グミの形が存在している
進化系食品には既存の剤型以外にも、パンや麺類もある

現場からのレポートでした!

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最後に


ご覧いただき、ありがとうございました。

これまでにサプリメント100品以上の商品開発した実績がある食品技術者。
企業様の粉末を中心とした商品の味づくり
お手伝いをしています。
健康食品の解説など、味づくり(商品開発)に役立つ情報も連載しております。

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この記事を書いた人

粉末飲料を中心とした健康食品100品以上の商品開発実績がある食品技術者。
人材育成歴10年超。健康食品のおいしい味づくりをサポート中。

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